プロフィール

私の乗馬人生は小学校3年の11月からスタートしました。

子供の時動物園に遊びに行ったんですが、

 

その時乗馬の体験教室の広告に興味を持ちました。

早速興味本位で体験教室に行きました。

 

しかし、一回目に乗りに行った時は怖くてすぐ降りてしまいました。

今でも大泣きしていたのを覚えています。

 

諦めきれず二回目のチャレンジをしたんですが、

その時は何故か怖さなんて無くて、

走った時の風の感じ、動物の優しさが忘れられませんね。

 

思い切って、早速乗馬を始めました。

少しずつ自分で動かす練習を始めるんですが…

これがなかなか上手くいきません。

 

自分に合う馬だと楽しくて、自分の思った通りに動かせるんですが。

馬が変わった瞬間全く指示通りに動かせなくなる。

 

乗りに行くことは楽しいけど…

毎週ちょっとした後悔が残る週末になっていました。

 

しかし、自分が好きだった馬が病気で亡くなってしまったんです。

 

それというもの、レベルアップするにつれてついていけなくなりました。

どれだけ教わっても上達できず、

指導者にずっと怒られっぱなしでした。

 

出来ないから練習に来てるのになんで俺が怒られなきゃいけないの

 

と陰で反抗する気持ちがあったのを今でも覚えています。

 

もっと上達したい一心で、別の乗馬クラブに移りました。

しかし、入った当初監督にすぐ言われた言葉は…

 

君は下手だね。5年も続けてるのに時間の無駄だよ

 

どうして自分がそんなに否定されなきゃいけないのか?

とショックを受けました。

自分の人生なのに唯一の楽しみが全然楽しめないんです。

 

しかもその監督から言われた直後

暴走されたり、馬が飛び上がったり

また噛まれたりと…

 

もう怖い。

泣いても泣いてもいくら涙があっても足りなくらいです。

 

その頃は一人で乗りに行っていたんですが

あくまでもお客さんとして通っていました。

しかし、乗馬クラブから無理やり仕事を強制されるようになりました。

 

「仕事をしなければ乗せないぞ」

と脅されるようになりました。

 

最初はまあ義務感のうちだったんですが

あのワクワクした楽しかった気持ちは

いつの日かどこかへ消え去ってしまいました。

 

ボクはその頃中学生になっていました。

小学校から中学校にかけて

学校では全くコミュニケーションが取れなくて

中学生の頃までいじめを受けていました。

 

毎日毎日飛んでくる消しゴム。

同級生の拳や蹴り。

給食なんてほぼ取られてサラダだけになっていた、

なんてザラでした。

 

動物と一緒にいたくて、人との世界から一時的に距離を置けて

安心できる場だと思っていましたが。

八方塞りの自分には生きがいがないように思えました。

 

誰も助けてくれない、現実の世界は辛いものしかない。

冗談抜きで死にたいと思ったことが何度もありました。

 

ある時、気分転換したくてビジターで騎乗に行った時の話なんですが。

〔ビジターとは入会しているクラブとは別の場所に乗りに行くことを指します〕

そのトレーナーさんはロシア人の先生でした。

 

まずボクを笑顔で迎え入れてくれました。

自分の悩み、抱えてる問題、理想を口を挟まずに全て聞いてくれたんです。

悪いモヤモヤが落ちてストンとスッキリした感覚でした。

 

その時教わった手法はセンタードライディング。

というちょっと変わった手法にその時は出会いました。

 

そのロシア人の先生の助言を全て実践してから同じ馬で練習すると…

 

あれ?この馬こんなに言うこと聞いてくれたっけ?

と感覚的に違いを感じ始めました。

 

 

その後から私はいろいろな人のところへ足を運び意見を聞いて、

自分で研究するようなスタイルになってきました。

理論と感覚、本質をつかんだことで成長を実感できました。

 

 

しばらくしてから私は調教助手を始めたんですが、

なんと、お客さんの所有している馬まで乗せてもらえるようになりました。

 

その頃から同じ乗馬クラブのお客さんから相談や質問が絶えなくなりました。

 

その頃もまだ自分でビジターに行っていたんですが

「教わっていないのか!そこまで乗れるようになるなんてセンスあるよ!」

もうそんなこと言われた日には嬉しくて嬉しくて。私は自信を持てるようになりました。

 

でも何かで結果を一度出したい。と、思い始めました。

その後はコーチをつけ、やったことのない馬場馬術を始めました。

その種目を始めてたったの一年で全日本選手権に出場し、国際資格を手に入れました。

 

極論、水泳でいうと北島康介がいきなり背泳ぎを始めたようなもの。

イチローが同じ球技だからという理由でサッカーを始めたようなもんです。

と例えれば伝わるでしょうか。

 

 

調教助手を始めるようになってから、本格的にマンツーマンで指導をするようになりました。

でも最初はただの手伝いで。

 

しかし、もっと教えて欲しいとの要望に応えるため、

馬場を借りてスタートしました。

 

すると全く教えた経験がないのにも関わらず、

「イメージしやすくてわかりやすい!」

と、評価をいただけるまでになりました。

 

僕が教えていると

みんなどんどん上手くなりたいって気持ちが芽生えてきて、

生徒さん生き生きしてるから僕が逆に頑張る気力もらっています。

 

これは、私が闇雲に練習したのではなく、

論理的感覚的に馬を捉える考え方を持つように意識を変えました。

「共通することはこれですよ!」

と根本が伝わるようにしています。

 

だからいわゆる、

「わかりやすい教え方ですね!」

という評価をいただけるようになったとこれを書いてる今一番強く思っています。

 

ロシアの先生から感じたメッセージは、

「ちょっと頭をひねった工夫と本質が大切」

「闇雲にやったり力で自然のものにはどうにもならない」

ということでした。

 

先ほどお話ししたように、

私はただただ動物が好きだし楽しみたい!

と、そんな理由で始めましたし

 

仕事が辛くて、学校が大嫌いだ!

と、そこのあなたが今にも思いそうなことを僕も思っていました。

 

全日本のレベルをいきなりやろうとしなくていいんです。

 

ただ、あなたの大切な週末の時間なのに…

楽しく過ごせないのは勿体無くありませんか?

 

ボクはあなたに合った楽しみ方

そして目標に到達するまでのお手伝いをさせていただきます

 

ボクと一緒にあなたのゴールを目指しませんか?